売買にかかるコスト:手数料と税金の基礎知識
取引・注文★ 初級約6分
株を売買するとき、株価そのもの以外にもかかるコストがあります。手数料と税金を正しく理解しておくことで、「思ったより利益が少なかった」という事態を避けられます。投資のリターンを考えるうえで、コストの把握はとても重要です。
株式売買の手数料
株を買ったり売ったりするたびに、証券会社に支払う手数料が発生します。手数料の体系は証券会社によって異なりますが、大きく分けて2つのタイプがあります。
- 1回ごとの約定代金に応じた手数料: 1回の取引金額に応じて手数料が決まるタイプ。取引金額が大きいほど手数料も高くなります。
- 1日の合計約定代金に応じた手数料: その日の取引金額の合計で手数料が決まるタイプ。1日に何回も取引する人に向いています。
近年、ネット証券を中心に株式売買の手数料を無料化する動きが広がっています。主要なネット証券では、国内株式の取引手数料が無料となっています。口座を開設する際は、手数料体系をしっかり比較しましょう。
株の利益にかかる税金
株式投資で得た利益には、税金がかかります。税率は利益の種類にかかわらず 20.315% です(所得税15.315%+住民税5%)。
利益には大きく2種類あります。
- 譲渡益(キャピタルゲイン): 株を安く買って高く売ったときの利益。たとえば、1,000円で買った株を1,500円で売ると、差額の500円が譲渡益です。
- 配当金(インカムゲイン): 企業から受け取る利益の分配金。こちらにも同じ20.315%の税金がかかります。
特定口座で確定申告を簡単に
「税金の計算なんて難しそう」と感じた方もいるかもしれません。しかし、多くの投資家は特定口座(源泉徴収あり) を利用することで、面倒な税金の手続きを省いています。
特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が利益から自動的に税金を差し引いて納税してくれます。原則として確定申告が不要になるため、初心者にはこの口座を強くおすすめします。
口座の種類を簡単にまとめると以下のとおりです。
- 特定口座(源泉徴収あり): 税金の計算・納付を証券会社が自動で行う。確定申告は原則不要。
- 特定口座(源泉徴収なし): 証券会社が年間取引報告書を作成してくれるが、確定申告は自分で行う。
- 一般口座: 損益の計算も確定申告もすべて自分で行う。
コストを抑えるためのポイント
- 手数料無料プランのあるネット証券を活用する
- NISA(少額投資非課税制度)を利用すれば、一定額までの投資で得た利益が非課税になる
- 頻繁な売買を避けることで、手数料と税金の負担を減らせる
まとめ
- 株の売買には手数料がかかるが、ネット証券では無料化が進んでいる
- 株の利益(譲渡益・配当金)には20.315%の税金がかかる
- 特定口座(源泉徴収あり)を使えば、確定申告が原則不要で初心者にも安心
- NISAの活用や頻繁な売買を控えることでコストを抑えられる
※ 本コンテンツは投資に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。


