ローソク足の読み方:陽線・陰線・ヒゲの意味
テクニカル分析★★ 初中級約7分
株価チャートを見ると、棒のような図形がたくさん並んでいるのに気づくでしょう。これが「ローソク足(あし)」です。ローソク足は日本で江戸時代に発明されたと言われる、世界中で使われている株価表示方法です。1本のローソク足から驚くほど多くの情報を読み取れます。
ローソク足の4つの要素
ローソク足は、一定期間(1日、1週間、1時間など)の株価の動きを4つの価格で表現します。
- 始値(はじめね): その期間の最初についた価格
- 高値(たかね): その期間中のもっとも高い価格
- 安値(やすね): その期間中のもっとも安い価格
- 終値(おわりね): その期間の最後についた価格
この4つの価格を「四本値(よんほんね)」と呼びます。
陽線と陰線
ローソク足の太い部分を「実体(じったい)」と呼びます。
- 陽線(ようせん): 終値が始値より高い(値上がりした)場合。一般的に赤や白で表示されます。
- 陰線(いんせん): 終値が始値より低い(値下がりした)場合。一般的に青や黒で表示されます。
陽線は「買い」の勢いが強かったこと、陰線は「売り」の勢いが強かったことを示しています。
上ヒゲと下ヒゲ
実体の上下に伸びる細い線を「ヒゲ」と呼びます。
- 上ヒゲ(うわひげ): 実体の上に伸びる線。一時的に高値をつけたものの、そこから押し戻されたことを示します。上ヒゲが長いほど、高値圏での売り圧力が強かったことを意味します。
- 下ヒゲ(したひげ): 実体の下に伸びる線。一時的に安値をつけたものの、そこから買い戻されたことを示します。下ヒゲが長いほど、安値圏での買い支えが強かったことを意味します。
代表的なローソク足パターン
特徴的な形のローソク足には名前がついており、相場の転換点を示すサインになることがあります。
- 大陽線(だいようせん): 実体が長い陽線。強い買いの勢いを示します。
- 大陰線(だいいんせん): 実体が長い陰線。強い売りの勢いを示します。
- 十字線(じゅうじせん): 始値と終値がほぼ同じで、実体がほとんどない形。買いと売りが拮抗している状態で、トレンド転換のサインになることがあります。
- カラカサ(下影陽線・下影陰線): 下ヒゲがとても長く、実体が小さい形。下落局面で現れると、底打ちのサインとされることがあります。
- トンカチ(上影陽線・上影陰線): 上ヒゲがとても長く、実体が小さい形。上昇局面で現れると、天井のサインとされることがあります。
まとめ
- ローソク足は始値・高値・安値・終値の4つの価格で構成される
- 陽線は値上がり、陰線は値下がりを示す
- 上ヒゲは高値からの押し戻し、下ヒゲは安値からの買い戻しを意味する
- 大陽線・大陰線・十字線・カラカサなどのパターンは相場転換のヒントになる
※ 本コンテンツは投資に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。


